~それぞれの特徴・栄養・アレルギーリスクを徹底比較~
はじめに:どの肉も「メリット」と「注意点」がある
犬の食事において「動物性たんぱく質」は欠かせません。
中でもよく使われるのが 鶏肉・牛肉・魚 の3種類。
どれも健康によい食材ですが、体質や目的によって「向き・不向き」があります。
今回は、それぞれの特徴と選び方を詳しく解説します。

鶏肉:消化が良く、筋肉づくりに最適
鶏肉は犬用フードでも最も多く使われる定番食材。
高たんぱく・低脂肪で、消化吸収にも優れています。
メリット
- たんぱく質が豊富(100g中 約20g)
- 消化が良く、胃腸にやさしい
- 価格も手頃で入手しやすい
- 茹でると脂が落ち、脂肪の摂りすぎを防げる
注意点
- 鶏皮やモモ肉は脂肪が多め
- アレルギーの発症例が多い食材でもある
- 生食はサルモネラ菌のリスクがあるため避ける
関連記事
牛肉:エネルギー源として優秀だが脂肪に注意
牛肉は「スタミナ系食材」として、活動量の多い犬やアスリート犬におすすめ。
メリット
- 鉄分・亜鉛・ビタミンB群が豊富
- 味や香りが強く、食いつきが良い
- 筋肉や被毛の維持に効果的
注意点
- 脂肪が多く、肥満犬やシニア犬には不向き
- 加熱しすぎると消化が悪くなる
- 国産以外の牛肉は脂質や添加物に注意
関連記事
魚:皮膚・毛艶・脳の健康に◎
魚は「DHA・EPA」といったオメガ3脂肪酸を多く含み、
皮膚トラブルやアレルギー体質の犬におすすめです。
メリット
- DHA・EPAが豊富で抗炎症作用がある
- タンパク質も十分(100g中 約18〜22g)
- シニア犬や皮膚に悩む犬に向く
注意点
- 骨に注意(特に小魚以外)
- 塩分の多い加工魚はNG
- 魚アレルギーは少ないがゼロではない
関連記事
比較表:鶏肉・牛肉・魚の特徴
特徴 | 鶏肉 | 牛肉 | 魚 |
---|---|---|---|
主な栄養素 | タンパク質、ビタミンB6 | 鉄、亜鉛、ビタミンB群 | DHA、EPA、タンパク質 |
消化の良さ | ◎ とても良い | △ やや重い | ○ 普通 |
脂肪量 | 低~中 | 高 | 低 |
アレルギーリスク | やや高い | 中程度 | 低い |
向いている犬 | 子犬・ダイエット中の犬 | 活動的な犬 | アレルギー・皮膚トラブルの犬 |
注意点 | アレルギー・加熱不足 | 脂質過多 | 骨・塩分 |
どれを選ぶべき?目的別おすすめ
目的 | おすすめ食材 |
---|---|
消化を良くしたい | 鶏肉 |
毛艶・皮膚を整えたい | 魚 |
体力・筋肉をつけたい | 牛肉 |
アレルギー対策をしたい | 魚 or 鹿肉(低アレルゲン) |
まとめ:ベストな肉は「その子の体質次第」
- どの肉も正しく与えれば健康に良い
- アレルギーや下痢などの症状が出たら食材を見直す
- 迷ったときは「消化が良い鶏肉」からスタートが安心
- 定期的に食材をローテーションしてバランスを取るのも◎
アレルギーが多い愛犬には鹿肉という選択肢もあります。
鶏肉・牛肉はアレルギーが出ることもあります。
アレルギーが多い愛犬におすすめなのは鹿肉です。
鹿肉は新奇たんぱく質というアレルギーが出にくい魅力的なお肉になります。
亜鉛・ミネラル豊富な食材を一度試してみるのも
愛犬の健康の一歩になるはずです。
鹿肉関連記事

奈良ジビエ工房 powered by BASE
完全自家製の鹿肉ジャーキー人が食べてもいい環境で調理してます。猟師から直接買い取るので値段も安いです。
コメント