はじめに
鶏肉は私たち人間の食卓でも定番の食材。
「犬にも鶏肉をあげていいの?」「毎日あげても大丈夫?」と疑問に思う飼い主さんは多いでしょう。
実は、鶏肉は犬にとって非常に優れたタンパク源であり、正しく与えれば健康維持や筋肉づくりにも役立ちます。
この記事では、鶏肉の栄養価や部位ごとの違い、注意点、そして手作りごはんのレシピまで詳しく紹介します。

鶏肉が犬に与える栄養効果
鶏肉は、犬にとって欠かせない「動物性タンパク質」が豊富に含まれています。
その特徴を見てみましょう。
高タンパク・低脂肪で理想的な栄養バランス
鶏肉は脂肪が少なく、消化吸収に優れたタンパク質が多いため、筋肉の維持やエネルギー代謝に最適です。
特に運動量の多い犬や成長期の子犬にぴったりの食材です。
必須アミノ酸がバランスよく含まれる
犬の体では作れない「必須アミノ酸」をすべて含み、毛艶や皮膚の健康維持にも効果的。
被毛トラブルが気になる犬にもおすすめです。
ビタミンB群で代謝をサポート
鶏肉にはビタミンB6・B12が多く含まれ、脂質やタンパク質の代謝を助けます。
疲労回復や免疫力アップにも役立ちます。
鶏肉の部位別メリット
部位によって脂肪量や栄養が異なるため、目的に合わせて使い分けましょう。
胸肉「おすすめ度☆☆☆☆☆」:高たんぱく・低脂肪でヘルシー。
消化にも良くシニア犬にも◎
ささみ「おすすめ度☆☆☆☆」:もっとも脂肪が少なく、
ダイエット中や胃腸が弱い犬に最適
モモ肉「おすすめ度☆☆☆」:旨味が強いので食いつき抜群。
脂質がやや多め
皮「おすすめ度☆☆」:コラーゲン豊富ですが、脂肪も多い
与えすぎ注意
ポイント:
「胸肉」や「ささみ」は毎日のメインタンパク源におすすめ。
「モモ肉」は嗜好性アップのトッピングとして使うと◎です。
鶏肉を与える際の注意点
生肉は避け、必ず加熱!
生の鶏肉にはサルモネラ菌やカンピロバクターなどが潜んでいる可能性があります。
軽く茹でる・蒸すなどして中心までしっかり火を通すことが大切です。
味付けは一切不要
塩、しょうゆ、にんにく、玉ねぎなどの人間用の味付けは犬に有害です。
茹でただけ、または蒸しただけのプレーンな状態で与えましょう。
アレルギーにも注意
犬によっては鶏肉に反応を示すことがあります。
特に「かゆみ」「涙やけ」「下痢」などの症状が出たら要注意です。
鶏肉アレルギーについて
鶏肉はドッグフードに多く使われるため、最もアレルギーが報告されやすい食材のひとつです。
ただし全ての犬に出るわけではなく、体質によって異なります。
主な症状
- 皮膚のかゆみ・発疹
- 涙やけ
- 下痢・軟便
- 耳をかく・舐める行動の増加
これらが続く場合は、一度鶏肉を抜いてみましょう。
代わりに鹿肉・馬肉・魚(サーモンなど)を使うとアレルギー対策になります。
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鶏肉を使ったおすすめ手作りレシピ
鶏むね肉とサツマイモの蒸し煮
材料
- 鶏むね肉 … 100g
- サツマイモ … 50g
- ブロッコリー … 少々
- 水 … 適量
作り方
- 鶏肉と野菜を食べやすい大きさにカット
- 鍋に材料と少量の水を入れて蒸し煮にする
- 火が通ったら冷まして完成!
栄養バランスが良く、胃腸にも優しいメニューです。
鶏ささみとキャベツのスープ煮
材料
- ささみ … 80g
- キャベツ … 30g
- にんじん … 少々
- 水 … 150ml
作り方
- すべての材料を小さくカット
- 水と一緒に鍋でじっくり煮る
- 冷ましてから与える
水分補給にもなり、シニア犬にもおすすめです。
まとめ
- 鶏肉は犬にとって消化が良く、栄養価の高いタンパク源
- 加熱・無味・適量を守れば毎日のごはんに最適
- アレルギー体質の犬は鹿肉や魚に切り替えを検討
健康的な食生活は、愛犬の元気と笑顔を支えます。
今日からぜひ、安全で美味しい鶏肉ごはんを試してみましょう!
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