市販のドッグフードやおやつの裏面を見たときに、
「ソルビン酸」「安息香酸Na(安息香酸ナトリウム)」といった保存料をよく目にしませんか?
これらは食品 industry でも広く使われている成分で、カビや細菌の繁殖を抑えるために配合されます。
一方で、「犬にとっては本当に大丈夫?」「長期摂取のリスクは?」と不安になる飼い主さんも多い成分です。
この記事では、ソルビン酸・安息香酸Naの役割と安全性、気をつけたいポイント、安心なフードの選び方まで徹底解説します。

ソルビン酸とは?役割と特徴
● ソルビン酸はどんな成分?
ソルビン酸は、主に**防腐剤(保存料)**として利用される成分で、カビや酵母の増殖を抑えるために使われます。
食品だけでなくペットフードでも一般的に使用されており、
- 半生タイプのフード
- おやつ
- ウェットフード
など、水分量が多く腐敗しやすい製品に多く配合されます。
● ソルビン酸の安全性は?
人間向け食品にも使われているため、基準値以下であれば「比較的安全」とされています。しかし、
- 長期摂取による影響は完全には解明されていない
- ビタミンCと反応すると発がん性物質が生成される可能性があると指摘されることがある
- わんちゃんによっては消化器への負担になる場合がある
など、気になる点も存在します。
添加量が少ない場合は大きな問題になりにくいですが、毎日摂取する日常食に多いのは避けたい成分です。
安息香酸Naとは?役割と特徴
● 安息香酸Naって何?
安息香酸ナトリウムは、食品・飲料にも利用される強力な保存料です。
主に細菌の繁殖を防ぐため、半生フードやジャーキー系のおやつに使われることがあります。
● 安息香酸Naの安全性は?
こちらも「基準値以内なら安全」とされていますが、以下のような懸念が指摘されています。
- ビタミンCと反応するとベンゼン(発がん性物質)が生成される可能性がある)
- 肝臓に負担をかける可能性がある
- 犬の場合、長期摂取の影響データが少ない
特に、ビタミンC(アスコルビン酸)との組み合わせは避けるべきとされ、
安息香酸Naが入っているフード製品は慎重に選ぶ必要があります。
ソルビン酸・安息香酸Naが避けられる理由
1. 長期的な影響がはっきりしていない
短期の安全性は確認されていても、毎日食べ続ける犬に対してのデータは十分ではないため、ナチュラル志向の飼い主さんからは敬遠されています。
2. 肝臓や腎臓への負担の懸念
保存料は分解の過程で臓器に負担がかかる可能性があり、
特にシニア犬や持病のある犬には注意が必要です。
3. アレルギー症状を引き起こす可能性
まれに、
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
などの症状を引き起こす犬もいます。
4. ビタミンCとの組み合わせが危険
ソルビン酸・安息香酸Naともに、アスコルビン酸と反応すると有害物質が生成されるリスクが指摘されています。
ソルビン酸・安息香酸Naが入っているドッグフードの見分け方
パッケージの裏面の原材料表示に次の記載があれば該当します。
- ソルビン酸
- ソルビン酸K
- 安息香酸ナトリウム(安息香酸Na)
- 保存料(ソルビン酸)
- 保存料(安息香酸Na)
どちらも添加量が少なければ後ろのほうに記載されますが、
そもそも無添加のフードより健康リスクは高くなります。
できれば避けたい。安心なドッグフードの選び方
1. 保存料不使用のフードを選ぶ
最近は、以下の自然由来の抗酸化剤を使用するフードが増えています:
- ミックストコフェロール
- ローズマリー抽出物
- ビタミンE
- 緑茶抽出物
これらのフードは酸化対策が自然で、わんちゃんの体にも優しいです。
2. 原材料がシンプルで、加工が少ないもの
加工度が高いフードほど保存料が必要になる傾向があります。
できるだけ「素材をそのまま使ったフード」が安心。
3. 湿気が入らないパッケージを選ぶ
- 小分け包装
- ジッパー付きパック
- 酸化防止のアルミパウチ
これらのフードは保存料を減らしやすいのでおすすめ。
まとめ:安全基準はクリアでも“毎日食べ続けるもの”だから慎重に選ぼう
ソルビン酸も安息香酸Naも、「基準値以下なら安全」とされています。
しかし、犬は毎日同じフードを食べ続ける動物です。
だからこそ、
少しでも体に負担がかかる可能性がある成分は、できるだけ避けるに越したことはありません。
- 保存料不使用
- 自然由来の抗酸化剤を使用
- 新鮮な原材料
- 加工度が低い
そんなフードを選ぶことで、わんちゃんの健康をよりしっかり守ることができます。
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