ドッグフードの原材料表示で、
必ずと言っていいほど見かけるのが
「酸化防止剤」 という表記です。
特に、
- BHA
- BHT
- エトキシキン
といった名前を見ると、
「なんとなく不安…」と感じたことはありませんか?
この記事では、
- 酸化防止剤とは何か
- なぜドッグフードに必要なのか
- 合成酸化防止剤と天然酸化防止剤の違い
- 本当に避けるべき成分と判断基準
を、シリーズ総まとめとして詳しく解説します。

そもそも酸化防止剤とは?
酸化防止剤とは、
脂肪分の酸化を防ぐための添加物 です。
ドッグフードは、
- 肉・魚由来の脂質
- オイル
を多く含むため、
放っておくと酸化が進みます。
👉 酸化した脂は
風味低下だけでなく、健康リスク も伴います。
なぜドッグフードに酸化防止剤が必要なの?
酸化防止剤がないと、
- フードがすぐ劣化する
- 開封前でも品質が落ちる
- 保存期間が極端に短くなる
という問題が起きます。
👉 酸化防止剤自体は「必要な役割」を持つ成分 です。
問題は
「どの酸化防止剤を使っているか」 です。
合成酸化防止剤と天然酸化防止剤の違い
合成酸化防止剤
- 少量で効果が強い
- コストが安い
- 長期保存に向いている
天然酸化防止剤
- 効果は穏やか
- コストが高い
- 保存期間は短め
👉 価格と安全性のバランス が選択の分かれ目になります。
注意される合成酸化防止剤3種
① BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
- 石油由来
- 強力な酸化防止効果
一部の研究で
発がん性の可能性 が指摘されたことがあります。
👉 日本では使用基準内で認可されていますが、
積極的に選ぶ理由はありません。
② BHT(ブチルヒドロキシトルエン)
- BHAと似た性質
- コストが低い
長期摂取による
影響を懸念する声があります。
③ エトキシキン(特に注意)
もともと
工業用酸化防止剤 として使われていた成分です。
- 肝臓への負担
- アレルギー
- 皮膚トラブル
との関連が疑われてきました。
👉 現在は
完成品への直接添加はほぼ行われていないものの、
原材料段階で使われている可能性 が残っています。
「エトキシキン不使用」でも安心できない理由
表示義務の関係で、
- 原材料に含まれている場合
- メーカーが把握していない場合
表示されないケース があります。
👉 「不使用表記」だけで
完全に安心するのは危険。
比較的安心とされる天然酸化防止剤
① ミックストコフェロール(ビタミンE)
- 天然由来
- 安全性が高い
👉 現在、無添加系フードで主流。
② ローズマリー抽出物
- ハーブ由来
- 抗酸化作用あり
👉 体質によって合わない犬も稀にいます。
③ ビタミンC
- 補助的に使われる
- 単体では効果は弱め
酸化防止剤で見るべきチェックポイント
原材料表示で確認すること
✔ 具体名が書かれている
✔ 天然由来かどうか
✔ 「酸化防止剤(BHA、BHT)」の表記
👉 一括表示より具体名表記が安心。
酸化防止剤が少なくても危険なケース
酸化防止剤が少ないフードは、
- 保存期間が短い
- 管理がシビア
という側面もあります。
👉 開封後の管理が悪いと
逆に酸化リスクが高まる ことも。
酸化防止剤を理由にフードを選ぶときの考え方
- 合成を完全に避けたい → 天然系
- コスパ重視 → 表示をよく確認
- シニア犬・持病あり → 天然系推奨
👉 「ゼロ」より「納得できるか」 が大切。
添加物シリーズまとめはこちら
酸化防止剤を含め、
すべての添加物を一覧で解説した親記事👇
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まとめ|酸化防止剤は「避ける」より「選ぶ」
ドッグフードの酸化防止剤は、
- 必要な添加物
- ただし種類が重要
という存在です。
特に、
- BHA・BHT・エトキシキンは慎重に
- 天然酸化防止剤は安心感が高い
- 保存管理も飼い主の責任
この3点を押さえることで、
フード選びの精度は一気に上がります。







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